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そもそも旧暦って？
私たちが今使っている暦（こよみ）は太陽暦といって、簡単に言うと地球が太陽を1周する周期を1年として作られた暦です。
一方昔の日本人は、中国から伝わった「月の満ち欠け」を基準にした暦を使用していました。
新月を1日、月の始まりとし、次の新月がくるとまた1日とし、1ヶ月はおよそ29.5日。1年12ヶ月では太陽暦よりおよそ11日もズレが生じます。これでは毎年季節がずれてしまします。そこで19年に7回ほど、閏（うるう）月を設けて調整していました。
これがいわゆる旧暦です。
旧暦で季節の行事を楽しむ
3月の節句は「桃の節句」といいますが、3月では桃の花はまだ咲いていません。旧暦の暦で見ると3月3日は3月の末頃（その年によって異なります）に当たります。雪もすっかり解け、春の花が咲き誇る時期です。
そう、五節句をはじめとする日本の行事は旧暦の暦に合わせて行なわれていたものが多く、太陽暦の今のカレンダーにあわせると当時とは1ヶ月時期がずれていたりします。
みちのく民俗村では、旧暦に合わせて行事を行うことで、その季節の風景や気候を肌で感じ、楽しんでもらいたいと考えています。
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