3旧仙台藩寺坂番所
江戸時代、各藩の境界付近には、藩ごとに人馬や物資の出入りを監視する御番所が設置されていました。寺坂番所は、南部領と境を接する伊達領側の村(下門岡村)にあった御番所です。
元禄3年(1690)に創設された寺坂番所には、岩谷堂城(現奥州市江刺区)の役人が、2人ずつ交代で勤めていました。畳敷2室と台所だけの小規模な建物ですが、柱に杉材が使われるなど、武家住宅的な要素を持っています。

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江戸時代、各藩の境界付近には、藩ごとに人馬や物資の出入りを監視する御番所が設置されていました。寺坂番所は、南部領と境を接する伊達領側の村(下門岡村)にあった御番所です。
元禄3年(1690)に創設された寺坂番所には、岩谷堂城(現奥州市江刺区)の役人が、2人ずつ交代で勤めていました。畳敷2室と台所だけの小規模な建物ですが、柱に杉材が使われるなど、武家住宅的な要素を持っています。
| 創建年代 | 江戸時代前期 |
|---|---|
| 旧所在地 | 北上市稲瀬町内門岡(旧伊達領) |
| 建坪 | 92.9m2(約28坪) |
| 桁行(横幅) | 16.2m |
| 梁間(奥行) | 5.7m |
| 建物の形状 | 直ご家 |
| 屋根 | 寄棟造り |
| 基礎 | 石場建て |
| 柱の主要材 | 杉 |
| 北上市指定文化財 | |
